４０年塗り替えのいらない塗料？！

ここ１０年ほど、塗料の進化には目を見張るものがあります。

汚れにくさや遮熱機能、断熱など様々な機能を持つ塗料が開発されたり、様々な樹脂成分により耐久年数も大きく伸びました。

最近では、無機成分を配合した塗料が普及し始め、これにより塗料の期待耐久年数は高耐久のもので２０年～３０年ほどまできました。

正直、無機の登場によって塗料の耐久年数は頭打ちになるのではないか、住宅向け塗料の進化も行くところまでいったのでは、そう考えていたのですが、どうやら浅はかだったようです。

ウレア樹脂塗料といわれる塗料が登場しました・・・！

その期待耐久年数はなんと４０年！！！

一般的に日本の住宅寿命は４０年ほどだと言われているので、塗装の状態のことだけを考えれば、新築時にウレア樹脂塗料を塗装すれば

塗り替えはいらない計算になります。

このウレアという樹脂、シリコンやフッ素に比べ聞きなれないので調べてみると、正式にはポリウレアと呼ばれる樹脂で８０年代に開発された新しい樹脂のようです。

非常に強靭で防水・防食性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性にすぐれ、軍用車両や弾薬庫、防弾チョッキ等軍事目的で多く使用されていたもののようです。

近年、老朽化したインフラのメンテナンス等への活用に向けて注目が集まっているようです。

いいことずくめのウレア樹脂塗料ですが、住宅向けのウレア樹脂塗料はまだまだ出始めたばかりで非常に高価であり、普及にはもう少し時間がかかりそうです。

また、塗装が４０年持つとは言っても、コーキングの耐久性や錆対策、汚れや藻の付着による美観の低下等、塗装以外の部分の耐久性との兼ね合いが普及に向けた課題かもしれませんね。

ウレア樹脂に興味がある方はお問合せください！

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